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「おじゅっさんとゆる〜く話す会in高松」に参加してきました!

どうも、とっしゃん(@tossyan753)です。

2月20日(土)に高松興正寺別院で行われた「おじゅっさんとゆる〜く話す会in高松」に参加してきました。

「おじゅっさん」と言うのは、お坊さんの事を指す香川の方言でして、要すにお坊さんとゆっくりお話をしようぜという企画です。

お坊さんと普段接点がない人も多いですし、お参りではゆっくり話す機会って実はなかなか無いんですよね。

僕達お坊さんサイドもこういう企画で、どんどんお寺やお坊さんの事を知ってもらいたいのです。

高松では初めての試みでしたが、愛媛からもお坊さんが駆けつけてくださり、とても楽しいイベントになりました。当日はどんな感じだったのかをお伝えしようと思います。

↑「ゆる〜く話す会」の看板。ゆるい笑

 

お坊さんを知ってもらおう

まずは展示物からご紹介します。今回は輪袈裟と呼ばれる袈裟と、数珠を展示しました。

↑輪袈裟と数珠の展示

輪袈裟は2つ展示されていたのですが、どちらも結構珍しい種類のものが展示されていましたね。

↑ハイビスカスの輪袈裟。これはあまり見ない模様です
雅楽の楽器が描かれた輪袈裟。笙(しょう)が見えてますね。

数珠もふたつ。こちらは双輪念珠(ふたわねんじゅ)ですが、全ての珠が透明なやつです。興正派では普段は使わない数珠ですね。

↑双輪念珠。とても綺麗です

もう一つが、結婚式で念珠交換をするときに実際に使用したものです。

結婚式でどういうのを交換するのかを知ってもらうために、実物を展示しました。

↑結婚式の記念念珠

仏前結婚式については以前記事を書いたので、よかったらそちらもご覧ください。

会場の様子

当日の会場は、こんな感じでした。机を挟んで、お客さんとお坊さんが対面するように座ります。

↑会場の様子

机の上に置いてあるのは「お品書き」です。といっても料理を注文できるわけではないですよ笑

↑お品書き。こういう小道具が凝ってるなぁ

要するになんでも聞いてくださいって事ですね。修行とかの話は僕も聞きたいです。浄土真宗って修行をしないのでそういう話聞きたいんですよ!

 

当日のプログラム

当日のプログラムは以下のような感じでした。

  1. 30分のトークタイム
  2. 5分ほどのミニ法話
  3. お坊さんが変わって再び30分のトークタイム
  4. 袈裟のファッションショー&記念撮影

こんな感じで進んでいきました。

 

30分のトークタイム

まずは30分のトークタイムです。「お坊さんは結婚していいんですか?」とか、「髪がありますね」みたいな軽いお話から、死生観みたいなお話まで色々とお話をさせていただきました。

↑トークの様子。教えを説くのではなく、雑談感覚でお話をします

 

2.ミニ法話

トークタイムの合間に、ミニ法話がありました。普段の法要では年配の方が多いのですが、「ゆる〜く話す会」は若い世代の方ばかりでしたので、兄もiPadを使って法話をしたりしていました。

↑iPadに写真を写しての法話。あまり見ないスタイルですね。

 

3.袈裟のファッションショー

最後は袈裟のファッションショーを行いました。普段同じ宗派の方ばかりとお会いするので、自分の宗派の事はある程度分かるのですが、他宗の方(今回だったら浄土宗と臨済宗)の方とはなかなか会う機会がないんですよね。

この袈裟のファッションショーはお坊さんの方が「すげー!すげー!」と言ってたかもしれません笑

浄土宗の袈裟

浄土宗の袈裟は、着用する前に押し頂き、お経を唱えてから着けるそうです。この段階から浄土真宗とは付け方が違います。

↑浄土宗の袈裟です。柔らかい布地ですね

背中にはこの袈裟のために寄進してくださった方の名前が書かれています。自分自身のための修行ですが、その活動を支えてくださっている方を忘れてはいけないという意味があるそうです。

↑袈裟には名前がたくさん書かれてあります

 

曹洞宗の袈裟

曹洞宗は、座禅堂と呼ばれるところで、座禅をしながら無言で袈裟を付けるそうです。

浄土真宗には座禅をしないので、これも新鮮でしたね〜。

↑頭の上に袈裟を載せてお経を唱えます
↑無言で袈裟をつけていきます。(このときは説明してくれてましたよ)
↑完成です。これをつけて食事などもするそうです

そして曹洞宗の袈裟は地面につけないように扱うようです。座禅堂は畳の部屋ではないため、そういう作法になったのではないかと言われていました。

↑頭と手で半分に折っていきます。
↑器用にたたんでいき、あっという間に袈裟が小さくなっていきます
↑あっという間にこの状態に。まったく床にはついていません
パタン、パタンと折りたたんで、袋に入れて片付けます。

 

浄土真宗の七条袈裟

浄土真宗ももちろん色々な袈裟をお見せしました。中でも一番派手なのが「七条袈裟」でしょう。派手ですが、この袈裟はかなり重たいのです。

着てもらう事はできませんが、実際に触ってもらう時間もありました。袈裟に触れるという機会もなかなかないですよね。

↑七条袈裟広げた様子。大きいのです。
img_4250
↑七条袈裟は二人がかりで着用します
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↑着れました。お葬式や大きな法要などはこの格好で出席します

こういった形で、様々な袈裟を見ていただきました。これもすごく関心を持ってもらっていっぱい写真を撮られましたね笑

 

 まとめ

こういった形で、「おじゅっさんとゆる〜く話す会in高松」は行われました。いや〜楽しかったですね。とても刺激になりましたし、お坊さんとして頑張らないといけないなとも思いました。

お寺離れなんて言われている昨今ですが、みんなお寺に興味が無いわけじゃないんですよね。興味はあるけど、お坊さんやお寺との接点の持ち方が分からないという方が多いんじゃないでしょうか。

既存のお坊さんの枠を超えて、もっとみんなの役にたちたいと思っているお坊さんはたくさんいらっしゃいます。

おもしろいフリーペーパーがありまして、フリースタイルな僧侶たちというのがあるんですね。ちょっと変わった活動をしているお坊さんや、今回のお坊さんと触れ合えるようなイベントを告知しているフリーペーパーです。これもお坊さんが編集して、配布しているんですよ。

ちなみにこのフリーペーパーはまだ香川県ではほとんど配られていません。配布マップで確認したところ猪熊弦一郎現代美術館ぐらいですね。

置いていただけるカフェとか雑貨屋さんなども随時募集しております。ご興味の出た方はぜひお問い合わせいただければと思います。

またこういうのやりたいです!