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セミナーや講演会で前の方の席に座ってもらう方法

どうも、お坊さん大道芸人のとっしゃん(@tossyan753)です。

僕はお坊さんとして、法話をしに行ったり、大道芸人として色々なところでパフォーマンスをしたりと、人前に出る機会が結構あります。

人前で話す仕事をしている方は分かっていただけると思うのですが、セミナーや講演会って前の方の席はなかなか埋まらないんですよ。

前はスカスカ、後ろはギューギューみたいな光景、よくみますよね。

しかしそうなると見栄えも悪いし、話し手もやりにくいしで、お互いにいい事がないんです。

僕はそういった状況から、どうやって前の方に来てくれるようにするのかを考えるのが好きなのですが、最近いい感じの方法が見つかりましたのでご紹介します。

 

なぜ前の方の席は埋まらないのか?

まず根本的な問題ですが、なぜ前の方の席は埋まらないのでしょうか?

これはお客さん側の気持ちになって考えるとよく分かります。

  • 講師と目があったり、質問されたらどうしよう
  • もしトイレに行きたくなったりしたらどうしよう
  • 携帯が鳴ったら席を立ちにくいから後ろの方にいよう

僕もお客さんのときはやっぱりそういう事を考えてしまいます。

ショーを見る時と違い、講演などのお話を聞く場ではどの席にいても同じだという事もありますしね。

こういった事をほとんどの方が考えているので、前の方の席は埋まらないのです。

 

話し手はお客さんの反応が欲しい

しかし、話し手側として言わせてもらうと、席はどこに座っても同じではありません。

前の方に座って、ずっとうんうんと頷いてくれる人がいると、めちゃくちゃ話がしやすいんですよね。

逆にずっとうつむいていたり、すごく遠くに座っている人ばかりだと、内容が伝わっていない気がして話がしにくくなるんです。

前の方にお客さんが座ってくれるだけでも話のしやすさが違ってきます。

ですから、自分が話しやすい環境を作るためにも出来るだけ前の方に座ってもらう技術が必要なんですね。

 

人は理由があれば動いてくれる

では前に座ってもらう方法ですが、簡単にいうとそれっぽい理由をこちら側から提示するという事です。

よくあるのが、ただ単に「よかったら前の方に座って下さい」って言ってしまう場合です。

正直言って、これだけで動いてくれる人はほとんどいません。

ですが、何か理由があれば人は結構動いてくれるんですよ。

僕がセミナーや講演会なんかのときによく使うのは、こんなセリフです。

とっしゃん
「本日はどうもありがとうございます。こういうセミナーの話って、やっぱり前の方には座りにくいですよね。

でも、皆さんが今後ろの方を占拠しちゃうと、後から遅れてきた方が座るところがなくなっちゃうんですよ。

なので、前の方から座っていただけますと、後から来た人も座りやすいので、良かったらご協力いただいてよろしいですか?」

こんな感じの事を最初に話しています。

どうですか?

「後から来た人のために、座る席を残しておいて欲しい」という理由があると、ちょっと前の方に座ってあげようかなって思いませんか?

そうなんです、それらしい理由があれば人は結構動いてくれるんです。

セミナーや講演会みたいな場面では上のセリフを使うだけでも、かなり効果があるはずです。

 

理由付けはなんでもいい

セミナーや講演会では上記の理由でほとんどいけますが、本当に理由はなんでも構いません。

慣れないうちは「みなさんが遠くに座っちゃうと僕が話しにくいので、よかったら前の方で聞いてください」なんて直球を投げても大丈夫ですよ。

話し手のキャラクターもありますので、自分に合った理由を探しておくといいですね。

理由の選び方
理由はなんでも良いですが、理屈が通っているもの、周りに配慮したものなどが動いてくれやすいです。

僕の経験上ですが、前に来て欲しいよりも、後ろは空けて欲しいという方向で理由を考えた方が動いてくれる確率が高いような気がします。

「前のほうがしゃべっている声が聞こえやすい」より、「後ろの方はなるべく人が通りやすいように空けておいてい欲しい」の方が動いてくれる確率が高いです。

 

まとめ:自分の話しやすいフィールドをつくろう

今回はセミナーや講演会で、出来るだけ前の方に座ってもらうテクニックについてご紹介しました。

もちろん何を言っても動かない人もいますが、何か理由をつけてお願いするという方法は有効な場合が多いです。

実際に話し手になると分かるのですが、お客さんとの距離が縮まるだけでも話しやすさは格段にアップします。

いきなり本題について話し始めずに、まずは自分が話しやすいフィールドを作りましょう。

そうすれば話しやすく、盛り上がる講演が出来るようになるはずです。