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ビデオカメラの映像を無線でリアルタイム中継する機材を買ったぞ!

どうも、お坊さん大道芸人のとっしゃん(@tossyan753)です。

今回HDMIを無線で飛ばす機材を買ってみました。

こいつがあればビデオカメラの映像をリアルタイムにテレビとかプロジェクターに写せるようになりますよ。

ネットにほとんど情報がないマニアックな機材です。

黒板の字をテレビに映す

お寺の本堂で法話をするときって、布教使と呼ばれるお話をする方が黒板に色々と文字を書くんです。

法話は本尊に向かって左手側でする事が多いのですが、対角線上に座っていると黒板が遠くて文字が全然見えないんですよね。

せっかくの良いお話なので、出来るだけ多くの人に見てもらいたい!

そのために黒板の字を大きく映す方法を色々と考えてみました。

その結果、ビデオカメラの映像をHDMIを無線で飛ばすのが楽そうだ!という結論になり、実際に機械を買ってみました。

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↑黒板が遠くて文字が見えないのを大型テレビに中継しています。

コレ、結構使い勝手が良いです!

小規模な屋内イベントなんかにも使えそうなのでレビューしますね。

ビデオカメラの映像をリアルタイムで中継する

ビデオカメラの映像をリアルタイムで中継するには、送信側はワイヤレスHDMI送信機HDMI出力が出来るビデオカメラが必要です。

後は、受信機とテレビやプロジェクターなんかを繋げばリアルタイムにワイヤレス中継が出来ます。

それぞれの機材について順番にご紹介します。

ワイヤレスHDMI送受信機セット

まずは中継するにあたり一番必要なのが、HDMIをワイヤレスで送信できる機材です。

今回はロジテックのワイヤレスHDMI送受信機セットを買ってみました。

この機材は、送信機が小さくて取り回しがしやすいですね。

コード類を揃っていて、送信機に接続するHDMIのAタイプメスからHDMIマイクロ端子(Dタイプ)に変換するケーブルも付属しています。

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↑送信機にモバイルバッテリーを繋いだ図

送信機は大きめのスティックメモリのような形状なのですが、ちょっと不便なところがあるんですよ。

映像を送信するためにはビデオカメラと接続するだけではダメで、外部からの電源供給が必要なんです。

で、その電源供給に使うのがミニBタイプのUSBケーブルっていう今は主流じゃない規格なんです。(プレステ3のコントローラを充電するやつ)

ほとんどがマイクロUSBになっちゃったんですよね。

外部電源はモバイルバッテリーで大丈夫なので、そこからミニBタイプのUSBに出力できるコードをつけましょう。

HDMI出力があるビデオカメラ

次にこの送信機を繋ぐビデオカメラですが、HDMIの出力ができるビデオカメラが必要です。

これは最近のビデオカメラならHDMIマイクロ端子(typeD)がほぼ確実についていますので、あまり気にしなくても大丈夫です。

こんな感じで送信機と接続しましょう。

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↑ビデオカメラと送信機を接続した図

ちなみに写真ではソニーの「HDR−CX670」というビデオカメラを使っています。

黒板を映すには充分過ぎるスペックです。

もしビデオカメラがなかったら、このビデオカメラが値段と性能のバランスが良い感じなのでオススメですよ。

接続方法

次に各機材の接続方法の説明をします。

そんなにややこしくはないですが、受信機にも電源が必要なので忘れずに。

受信機側の接続

まずは、受信機をテレビなどのモニターに接続します。

写真ではちょっと分かりにくいですが、テレビのHDMI端子と、受信機を繋いでいます。

↑受信機とテレビを繋いだ図

受信機に電源が入ると、青色に点滅をします。

これが待機状態です。

↑青色に光ります。

これで、受信機側の設定は完了です。簡単ですね。

送信機側の接続

次に送信機側の接続です。↑に書いたビデオカメラと、送信機、モバイルバッテリーをそれぞれ接続します。

↑ビデオカメラ、送信機、モバイルバッテリーを接続した図

これでモバイルバッテリーの電源を入れると、送信機も青色に点滅しはじめます。

受信機と同期を始め、同期が完了すればモニターに映像が映るはずです。

実際の様子

それでは実際にすべて接続して、ビデオカメラの映像をテレビに飛ばしてみましょう。

今回は僕のスマホをテレビに映像として映すという実験をしました。

↑こうやってスマホをビデオカメラで撮影すると……
テレビ画面の方に映像が届きます!
↑少し離れた画角から。無線で中継出来てます。

こんな感じで、無線で中継ができるようになります!

これで同じ部屋の中だと大体どこでもリアルタイムな映像を送る事ができますよ!

ワイヤレスHDMI送受信機セットの注意点

最後に今回買ったワイヤレスHDMI送受信機セットの注意点です。

どこまでも飛ばせるという機材ではなく、あくまで近くに飛ばすものというイメージを持ってもらうと良いかと思います。

この機材は障害物にめっぽう弱い

まず、どのぐらいの距離まで中継できるのか試してみました。

取り扱い説明書では最大7mとなっています。

しかし、実際に使ったところ10mぐらいまではなんとか使えるかもという印象でした。

ただ、距離があり過ぎると突然中継が切れる事があります。

一度途切れると再接続されるまで結構時間がかかるので、ご注意ください。

あと、障害物にはめっぽう弱いです。

送信機と受信機の間に扉や壁などがあると、7m以内でも送信不可能になる場合があります。

隣の部屋で映像を見るという使い方には向かない機材で、同じ空間なら使い勝手が良いですね。

少しだけ遅延がある

無線の関係かビデオの関係かは分かりませんが、上記の機材で中継すると0.1〜0.2秒ほどの遅延があります。

講演などの中継ではほとんど気にならないレベルの遅延ですが、ダンスや、映像と音楽を合わせたライブを中継する時は少し気になるかもしれません。

まとめ

今回は、ビデオカメラの映像をテレビ画面にリアルタイムに中継する機材をご紹介しました。

この機材は本堂用に買ったものなので、大きな部屋で映像を映す場合には本当にオススメです。

カメラもモバイルバッテリーもしっかり充電してコードレスな状態にしておけば、カメラ位置も自由に動かせますよ。

情報が少ないマニアックな機材ですが、お寺さんにはオススメの一品ですね笑