どうも、お坊さん大道芸人のとっしゃん(@tossyan753)です。
ブログや講演、イベントの告知なんかでも、不特定多数に話しかける場面はあると思います。
こういう時って、みんなが見るのでついついみんなへのメッセージになっていませんか?
これ、実はめちゃくちゃ非効率なんです。
相手が不特定多数でも、個人に向けて書く
講演など、人前で喋る時やブログなど不特定多数に向けて発信するとき、やってしまいがちなのがみんなへのメッセージになってしまう事です。
これ、全然響かないんですよ。
伝わらないし、聞き手は自分へのメッセージだと思っていません。
伝えるためには、個人に向けて書くというスタンスにした方が良いです。
例えば、下の文章を読んで、あなたはどちらの表現が心を動かされるでしょうか?
- みなさんは、人前で喋る時にみんなへの言葉になっていませんか?
- あなたは、人前で喋る時にみんなへの言葉になっていませんか?
おそらく下の方が自分へのメッセージだと感じるはずです。
こんな感じで、「みんな」ではなく「あなた」という個人に向けた表現の方が、相手に刺さるようになるんです。
大道芸のトークも個人に向けて話す
僕が大道芸をやるときは、ショーを盛り上げるためになるべく人だかりが出来るようにトークを考えています。
でも、路上の最初の人集めってめちゃくちゃ難しいんですよ。
ほとんどの方が素通り、または遠巻きに見ているかのどちらかです。
ただ、遠巻きに見られるとなかなか人だかりにならないので、やっぱり演者側としては近くに来てもらいたいわけです。
この近くに来てもらうときに、昔の僕は間違ったやり方をしていました。
みんなへのメッセージは響かない
僕は近寄って欲しいときにアナウンスを入れるのですが、「みんな」や「みなさん」を多用していました。
「今からショーが始まりますので、みなさん、良かったら近くで御覧ください。」
こんなアナウンスをしていたのです。
しかし、なかなか近付いてくれる人はいませんでした。
個人へ話かけるようにしてみた
あるときにちょっとした工夫をしてみました。
全体に話すのではなく、個人に向けて話しかけるようにしたのです。
「そこの白いTシャツのお兄さん、良かったらこっち来てください。」
「そこの日向にいる方、暑いですよね、こっちの方が日陰になるんでここから見ませんか?」
すると、全体へ向けて喋っているときに比べて、明らかに反応がグッと良くなったんです。
結果、近くから見てくれる人が増えるようになりました。
それからは、ショーの最中も全体に向けて話かけるだけでなく、意識的に個人へ話しかける時間を多く取るようになりました。
人を集めたい時は、個人に向けて喋りかけるのが効果的だったんです。
まとめ
今回は、みんなへのメッセージは誰も聞いていないという話でした。
選挙の演説なんかが良い例ですが、あれは自分へのメッセージだと思いますか?
選挙の演説はみんなへのメッセージになっているので、ほとんどの方が何にも聞かずに素通りするのです。
あれだけ一生懸命しゃべって誰も聞いていないなんてコスパ悪すぎますよね。
もし伝えたいことがあるなら、個人へのメッセージにする。
あなたも、そこに気をつけるだけで、何かが変わってくるかもしれませんよ!