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お寺生まれのちょっとした悩み。普通のお家の感覚を知りたい!

どうも、お坊さん大道芸人のとっしゃん(@tossyan753)です。

僕はお寺で生まれ育ち、大学生活以外はずっとお寺に関わって生きてきました。

なので、普通のお家の感覚があまり分からないんですよ。

一緒の部分もあるでしょうが、違う部分もありますよね。

学校で友達と話していても、微妙に会話が噛み合わなかったりもしましたね。

そんなお寺生まれの僕は小さい頃にこういう事をよく思っていました。

普通の家で過ごしてみたい!

今回はそんな子ども時代を思い出しながら、お寺の子ならではの悩みとかを書いてみたいと思います。

 

豪邸がうらやましくない

まず最初はこれですね。豪邸に住みたいと思わないです。

広いお家は小さい頃から一度も羨ましいと思った事がありません。

テレビで見ても羨ましくない。なぜか?

広いと掃除が大変だからですよ!!

広いお寺の掃除は小さい頃は本当に嫌でした。終わらないんですよ!

草抜きとかをしているときなんかはずっとこんな事を考えていました。

「普通の家の庭ならもう終わってるんやろなぁ」

 

今は掃除もしないとなと思うようになりましたが、昔はだだっ広い庭の掃除が辛かったですね。

というわけで豪邸に全然憧れません。

掃除が大変な家をなぜわざわざ建てる!?という感覚です。

 

紅白歌合戦を見たことがない

これもお寺あるあるだと思いますが、紅白歌合戦をまともに見たことがありません。

だって除夜の鐘をやっていますからね。

準備をしたり鐘をついたりで見ている時間がありません。

うちの大晦日は友達と夜中まで遊んでも構わない日だったので、除夜の鐘も大好きなんです。

でも、普通の家の過ごし方も体験してみたいですね。

僕が思う一般家庭の年末の過ごし方は、

家族が揃って、コタツに入って紅白歌合戦を見ながら年越しそばを食べる。

ですよね?

toshikosi
↑こういう除夜の鐘をテレビで見ながら過ごすとかもやってみたい

これを知識としては知っているんですが、体験したことがないんですよ。想像しかできないんです。

本当に紅白歌合戦は全然分からなくて、紅組と白組に分かれて歌うぐらいは分かりますが、どうやってチーム分けをしているのかはつい最近まで知りませんでした。

紅白出場が決まるとくじ引きがあって、紅チームと白チームに分かれる。そして会場の盛り上がりとかで勝敗を決める。

みたいな感じだと思ってましたね。

いやほんと、普通の年末の過ごし方ってどんな感じなんでしょうか?

 

赤飯は非常食

赤飯に対する感覚もたぶん違うと思いますね。

普通の家だと、よろこび事の時、ハレの日に炊くものだと思います。

お寺では法事に行ったときにいただく事ので、赤飯が日常化しているんですよね。

うちの長男が生まれたときに、妻の母が赤飯を炊いて持ってきてくれたのですが、なぜ赤飯なのか一瞬考えたんですよね。

「あ、そうか。赤飯ってハレの日に食べるものだったっけ!」

と、世間とのズレを感じました。(妻は普通の家の生まれです)

うちでは赤飯をいただいたら、ラップで一食分に包んで冷凍しています。

そして、ご飯炊くのを忘れたとか、あと少しご飯食べたいなというときに、冷凍した赤飯をチンして食べます。

正直ハレの日に食べるものという感覚が全然ないんですよね。非常食みたいになっています。

この感覚ってお寺独特なんでしょうかね?

最近はコンビニで赤飯のおにぎり売っているからもうあんまりハレの日って感覚はないのかな?

 

ちなみに昔の赤飯は味が微妙だったりしょっぱかったりしましたが、最近の赤飯はとても美味しくなりました。調理のレベルがあがってきているのを感じます。

 

まとめ

今回はお寺生まれの小さな悩みという事で、一般家庭の感覚と違いそうな事について書きました。

こういうのって家業で何かやっている人はみんなそれぞれあるんでしょうね。

家が飲食店だと手伝わされるとか、親がバルーンアーティストだと外でバルーン見ても全然欲しいと思わないとか。

今はお寺に生まれて幸せですし、お坊さんで良かったと思っていますが、普通の家の年末の過ごし方みたいなのは一度味わってみたいですね笑