どうも、お坊さん大道芸人のとっしゃん(@tossyan753)です。
2月にボードゲームショップの「すごろくや」さんから『ドラゴンをさがしに』と言う本が発売されました。

絵本にゲームブックを組み合わせたような本で、4歳ぐらいから読めます。
早速購入したのですが、本当にアイデアがすごい!!
今回は、大人も楽しい『ドラゴンをさがしに』について紹介します。
選択肢がある絵本
『ドラゴンをさがしに』のあらすじは、村からドラゴンを探しに冒険に出て、ドラゴンを村にお迎えするというもの。
これだけだとよくあるファンタジーのストーリーですが、この本の特徴はゲームブックの様に選択肢によって物語が変わっていくところ
まず、最初に主人公を3人の中から選ぶ事ができます。

- 喧嘩っぱやくてつよくてゆうきのあるリナ
- しずかなるしのびネコのサシャ
- ものしりでかしこい魔法使いのチモン
どの主人公にするかをディスクで表現するのですが、この主人公ディスク以外にも、本の四隅にディスクがあります。
そこで、アイテムやダメージが表現されているんですね。

いや〜このディスクのアイデアもすごいですよね。
アイテムを手に入れたら対応するディスクを回して見えるようにすれば手に入れたことになります。
物語の方の選択肢は、絵本のところどころで3つに分かれたページが出てきます。

例えば上の写真だと、キノコのもりをとおるのか、沼地をいくのか、川沿いに行くのかを選ぶことで、手に入るアイテムが変わってきます。
そうした選択を繰り返しながら、盾や地図、魔法の本などを手に入れ、無事にドラゴンを村にお迎えできれば冒険は成功です。
物語は是非、実際に本を手にとって遊んでみてください。
アイデアがすごい絵本!何度も冒険に出かけられる
絵本に選択肢をつけるというアイデアは面白いですよね。
普通の絵本だと子供に何回もせびられるとイヤになってきますが、この本は大まかなストーリーが同じでも細かいルートが違うので繰り返し読んでも楽しいです。
どこにどのアイテムがあったかを覚えてけば、だんだん上手に冒険できるようになっていきますよ。
翻訳も温かみのある言葉
この本は元々海外の作品なのですが、すごろくやの社長の丸田さんが翻訳に関わっています。
丸田さんと言えば、『MOTHER2』や『風来のシレン2』の開発もされていた方!(ほぼ日にもインタビューがありますよ!)
MOTHER2の端々に感じるような温かな言葉のチョイスがこの本にもなされています。
たぶんMOTHERシリーズが好きな方はこの本も気にいると思いますね。
イマイチな点:ちょっとめくりにくい
最後にこの本のイマイチな点ですが、3分割されたページがちょっとめくりにくいです。
リングで閉じてあって、分割されたページ同士にも隙間がありません。
なので、ひっかかりがあるページがあります。

慎重にめくらないと2ヶ所めくれたりするので、気をつけてください。
まとめ:寝る前に一冒険!
この本を買ってから、子どもたちが寝る前には1回ずつ読むことにしています。
どこをどのキャラクターで行くのかでストーリーが変わりますし、アイテムがどうやったら手に入るのかもだんだんと分かってきました。
まだ最高のエンディングにはたどり着けていないので、これからも子供と寝る前に読んでいこうと思っています。
小さなお子さんがいる方はかなりお勧めの絵本ですよ!
『ドラゴンをさがしに』はシリーズ化の予定で、最後のページにも足間の告知がありました。

こちらも楽しみですね〜!
香川県にお住まいの方は、六角スコーンさんにも置いてありますので、気になる方はそちらで読んでみてください!(僕が一緒に通販で買って持っていったので絶対あります)