どうも、お坊さん大道芸人のとっしゃん(@tossyan753)です。
早いもので、お寺で月に1回のボードゲーム会がスタートして、2年近くなりました。
もともとボードゲームが好きで始めたイベントでしたが、たくさんの出会いや交流があり、お寺のイベントとしてとても手ごたえを感じています。
今後も継続していく予定ですが、一度棚卸し的にやって良かった意味合いを考えてみたいと思います。
お寺でボードゲーム会をやる意味
「開かれたお寺にしたい」とか「若い人が来てくれるイベントがしたい」と考えているお坊さんは多いと思います。
僕もその中の一人で、「なんかお寺でおもしろい事をしたいな〜」と思ってボードゲーム会を企画しました。
お寺でボードゲーム会をする意味は、大きくは3つあると感じています。
- ご縁が広がる
- マナーが学べる
- 自分なりに考える力がつく
それでは順番に説明します。
ご縁が広がる
まず、これはお寺にとってありがたい事ですが、ボードゲーム会を始めてからご縁の輪が広がりました。
会の告知は、このブログの記事をSNSに流したり、子供の友達に声をかけるぐらいなのですが、毎回たくさん来ていただいています。
子供の付き合いで来たけど、大人の方が楽しんでいる場合もありますね。
うちの会は17時に終わって、その後に本堂でお勤めと簡単なお話をしているのですが、最後まで参加してくれる方がほとんどです。
僕は、小さい時にお寺で遊んだという思い出を持って帰ってもらいたいのです。
今は良く分からなくても、成長して仏教やお寺の事を大事に思ってくれたら嬉しいですよね。
マナーが学べる
ボードゲームは相手が必要なゲームなので、人や物に対してのマナーも学べます。
うちのボードゲーム会では、最低限2つのルールは守ってもらっています。
- ゲームを遊んだら、必ず片付けてから次のゲームを出す
- 負けそうになっても途中で投げ出さず、最後まで遊ぶ
ボードゲームはコマの予備がなく、1個でも紛失すると遊べなくなるゲームが多いため、きちんと数を確認しての片付けはとても重要です!
そして、途中でゲームを投げ出さず最後まで遊ぶ事も同卓の方にとっては大切なマナーですね。
子供はどうしても勝ち負けにこだわりすぎて不機嫌になる子も多いですが、途中でゲームを抜けちゃうと最後まで回りません。
負けが濃厚でも、最後までベストを尽くすのが礼儀です。
こういう物を大事に扱ったり、同じテーブルの人と楽しく過ごすためのマナーを学べるのもボードゲームの良い所だと思います。
自分なりに考える力が身につく
会を開くときから「学校では出来ない学びがある事がしたい」と思っていました。
具体的に言うと、自分なりに考えて行動する時間が作れたら良いなと考えていたんですね。
ボードゲームは本当にたくさんの種類があり、ゲームによって思考回路の使い方が全く違います。
理詰めで遊んでいくゲームもあるし、大喜利などの感性で遊ぶゲーム、運の要素が強いゲームなどジャンルも様々あります。
そんなボードゲームを自分なりに遊びながら考えていく事で、なにかしらの発見があるんですよ。
例えば、めっちゃ強い手を発見したり、大喜利系のゲームでおもしろい回答をしたり、大人だったらルールの美しさに気付くなんて事もありますね。
そういう発見は、やっぱり真剣に遊んでいないと見つからないんですよ。
発見や気付きの楽しさはボードゲームの醍醐味ですし、人生においても大切な感覚だと思います。
ボードゲームで、そんな考える力が育ってくれれば嬉しいですね。
まとめ:もっとお寺でボードゲームが広まってほしい
善照寺では月に1回(大人だけの回を入れると3回ほど)お寺でボードゲーム会をやっていますが、毎回楽しい時間を過ごさせてもらっています。
リピーターの方もいらっしゃいますし、大人も子供もワイワイ遊んでいる風景は良いですよ。
準備もボードゲームと机を並べるだけで比較的楽ですしね笑
今後も続けていく予定ですので、興味がある方は遊びに来てください!
もし香川県内でボードゲーム会をやってみたい方がいらっしゃれば、運営などお手伝いしますので言ってくださいね。