どうも、お坊さん大道芸人のとっしゃん(@tossyan753)です。
先日Eテレを見ていたら、すごいオシャレな絵本を放送していました。
デザイナー・梶原恵さんと造本作家・新島龍彦さんのユニット「シルエットブックス」によるポップアップ絵本『モーション シルエット』が、Eテレ「デザイントークス+」に登場しました。光をあてて、影の動きを楽しむ絵本です。今週末(4/28・土)14時45分〜再放送もありますので是非ご覧下さい。 pic.twitter.com/UvYl1iX0u8
— グラフィック社 編集部 (@Gsha_design) 2018年4月26日
『MOTION SILHOUETTE(モーションシルエット)』という絵本です。
しかけ絵本というジャンルなのですが、ライトを使って影で遊ぶ絵本なんですね。
めちゃオシャレなギミックに感動したこちらの本をご紹介します!
スマホのライトで遊ぶ本
『モーションシルエット』は、グラフィック社というところから出版されているデザイナーのかじわらめぐみさんと、製本家のにいじまたつひこさんの合作のしかけ絵本です。
こちらが『モーションシルエット』の公式サイトですが、動画もなにもかもがオシャレなので是非みてください!
ちなみにこの本は「世界で最も美しい本コンクール」の銅賞を受賞しております。
ライトで遊ぶのですが、いくつも電球があるタイプのLEDライトだとキレイな影が出ないので、スマホのライトを使うのが良いですよ。
モーションシルエットの遊び方
それでは早速この本の使い方です。
本を開くと、見開きの間に1枚の紙が立つ構造になっています。
写真だったらギザギザの紙のところです。
これに両面からライトの光を当てることで、影が物語を生み出してくれます。
例えば、木のページでは、右から(ストーリー的には下から)光を当てれば鳥がとまる木のように影が伸びます。
そして、左から光を当てれば、街に落ちるカミナリのように影が伸びます。
こんな風に、ライトを当てて作った影で、ストーリーを生み出していく絵本なんですね。
ライトの当て方で動きが出る
この本はライトの当て方で影が伸びたり縮んだりして、動きを出すことができます。
先ほどのカミナリのページでも、ライトを素早く揺らすと本当にカミナリが落ちてるように動きをつけることが出来るんですよ!
他のページでも、ライトの当て方で色々な動きをつける事ができます。
いや、ほんとすごいアイディア!
白黒ページが良い
この「モーションシルエット」は、全ページがモノクロなんですね。
このモノクロのページに影を落とす事で、何かノスタルジーを感じるような絵になっているんです。
ほんと、つつましいという表現がぴったり合う絵本だと思います。
イマイチな点
最後にこの本のイマイチな点を紹介します。
ページ数が少ない
まず、値段の割にページ数が少ないです。
10ページほどしかないので、かなりあっさりしています。
精神的にはギミックにお金を払うという感覚でいた方が良いですね。
僕は買ってよかったと思っていますが、高いと感じる人もいるお値段かなと思います。
扱いが繊細
構造上仕方ないのですが、繊細な本なので扱いに注意が必要です。
特に真ん中の仕掛けは折れ曲がったり破れたりしやすいので、小さなお子様がいる方は気をつけて下さい。
うちはライトの取り合いでケンカが始まり、あわや破けそうになりました。
出来れば親と一緒に見るのが良いかなと思います。
入手困難!
この本はおそらく初版の5000冊しかなく、入手困難です。
Amazonも2018年5月現在在庫がありませんし、楽天もお取り寄せとなってますね。
僕はたまたま近くの書店のラスト1冊を購入できましたが、あるところにはあるが、ないところにはないという本のようです。
受注生産も受け付けいるみたいですので、どうしても欲しい場合はそちらにお願いするのもありですね。
欲しい方はネットに張り付くか、本屋さんを回ってみるのが良いと思います。
まとめ:美しい絵本で遊ぼう
この「モーションシルエット」は、世界で最も美しい本コンクールで銅賞を受賞している通り、すごく雰囲気の良いキレイな絵本です。
僕は夜寝る前に、電気を消して読んでみましたが、まさに寝る前に読む絵本!という感じでした。
影の面白さや、同じものでも色々な見方が出来るという事を子供に伝えるのに良い絵本だと思います。
次回作もあったら、是非購入したいですね!
いや、ほんとこれ良く思いついたよね、すごいです。