どうも、お坊さん大道芸人のとっしゃん(@tossyan753)です。
先日、大道芸をしているとこんな事を言われました。
「ボール投げてるだけでお金が貰えてええの〜」
その時は愛想笑いでごまかしましたが、心の中では、
「ボール投げてるだけでお金貰えた事なんか無いわい!」
と反論しておきました笑
いや、ほんとボールを投げてるだけだと、良くてたま〜にジュースが貰えるぐらいで普通は何も貰えません。
だって、みんな僕にもジャグリングにも興味なんかないもの!
公園の練習に人は寄ってこない
僕は「ジャグリングが好きな人に会わないかな?」という理由で、公園に行って練習をする事が多いです。
もちろん公園なので人目にもつきます。
久しぶりに芝生広場で練習。風も弱くてサイコーや! pic.twitter.com/zkkNRZPrUz
— とっしゃん@お坊さん大道芸人 (@tossyan753) 2017年2月21日
かれこれ10年以上公園で練習していますが、練習では1回も人だかりが出来た事はありません。
普段のショーではやっていない難易度の高い技をやっていても素通りされます。
何かいただくとしても拍手か、ごくまれにジュースぐらいですね。
もちろんお金なんて頂いたこともありません。
みんな興味がない
なんで練習では人が集まらないかというと、答えは簡単でみんな興味がないんです。
僕にも興味ないし、ジャグリングにも興味がない。
公園でちょっと珍しい事をしていても、なんかボールいっぱい投げてる人がいるというぐらいの認識で、自分とは関係ないし、見るとしても遠巻きにちょっと眺めているぐらいなんでしょう。
ジャグリングが好きな人なんてほとんどいないし、僕のジャグリングの練習を見る事よりも、自分の用事や友達と遊ぶ事の方が大事です。
自分が思っているほど、みんな僕には興味ないんです。
言われると当たり前の事なんですが、この事に気付くのには本当に時間がかかりました。
見てもらうには興味を持ってもらう工夫が必要
大道芸でもブログでも、みんな僕には興味がないという前提が抜けていると、戦略を考えるスタート地点がズレてしまいます。
特に、自分が力を入れてやっているものほどこの前提を忘れてしまい、客観的に見ることが難しくなっていきます。
例えば僕の場合、ショーを作る時に「みんなどこかでジャグリングを見たことがあるだろうから、それに技術で負けないジャグリングをしないと!」というところから考えてしまっていたんです。
全然ジャグリングを知らない人はいない!という地点から考え始めていたんですよね。
でも、これはまったく的外れの考え方でした。
ほとんどの人はジャグリングを見たことないし、やったこともありません。
道具の名前も、技の難易度も分からない人がほとんどなんです。
なので、ほんとはもっと前段階の「ジャグリングに興味も関心もない人にどう見せるか?」というところから考えないといけなかったんですね。
そういう視点に立つと、ショーの構成自体が変わってきます。
マニアックな技ばっかりするのではなく、変化が分かりやすい技を入れる。
難しい技の発表会ではなく、簡単な技でも楽しいショーを作る。
全くジャグリングに興味も知識もない人でも楽しめるショーを目指して作っていったんです。
ブログもみんな興味ない
みんな僕に興味がないという考え方は、ブログでも役に立ちます。
ていうか、これはネットだとかなり顕著ですよね。
SNSを見ていると「ブログ更新しました!」みたいな情報が流れてきます。
その時に、その記事を見るかどうかの判断はどうやってしていますか?
僕の場合は、自分が興味のあるものしか見てません。
友人だろうが、兄弟だろうが、興味ない記事は見ていません。
タイトルで読むかどうかを判断している
僕の場合、記事を読むかどうかの判断はタイトルでしています。
- 自分に関係あるかな?
- 気になるタイトルだ!
- 子育ての参考になるかも
そんな事をタイトルだけで判断して、その記事を読むかどうかを決めているんです。
これ、ほとんどの方がそうですよね?
せっかく良い事を書いても、1記事書くのに半日ほど使っても、タイトルでダメだと読まれすらしないんです。
タイトルはしっかり考えよう
そういう理由で、このブログも記事のタイトルは特に気をつけています。
自分だったらこのタイトルでクリックするかな?と毎回考えています。
その考えてつけたタイトルも、時間が経ったらたまに変えたりしてますね。
ちなみに僕のブログを書く手順は、
- 仮タイトルを決める
- 本文を書く
- 本文を読み返して、本タイトルを決める
- SNSでシェアして反応が無くなったあたりで、検索向けのタイトルに変える
みたいな感じで変更しています。
Twitterやフェイスブックでシェアされている記事は、やっぱりタイトル付けがめちゃくちゃ上手いです。
興味がない人に興味を持ってもらう入り口として、タイトルはすごく重要ですよ!
ちなみにタイトル付けの勉強に、この本がとても参考になりました!
まとめ
誰も僕には興味がないというのは、人間の本質です。
ただ、これは別に誰も優しくしてくれないという話とはまた別です。
興味がないというよりは、気付かないと言う表現の方が近いかもしれません。
僕だって困っている人を見たら助けてあげたいと思う心もありますし、誰かの役に立ちたいとも思っています。
ただ、助けて欲しい側も声をあげてくれないと、それに僕は気付かないんですよね。
だからこそ、気付いてもらうために工夫をする必要があるんです。
自分のやっている事はどうしても特別視してしまい、客観的に見ることが難しくなります。
すごく客観的に自分のやっている事をみて、これで興味もつかな?という視点を持つと、知ってもらうための作戦が立てやすくなりますよ。