どうも、お坊さん大道芸人のとっしゃん(@tossyan753)です。
小さい頃の卒業文集に書かれた「プロの選手になる」みたいな事を取り上げてそれを褒める、みたいな番組ありますよね。
特にスポーツ選手なんかの特番では多いです。
しかし僕は「この選手は小さい頃からの夢を叶えて、すごいですね!」という事を報道するのは、教育的な観点であまり好きではありません。
今回はその理由を。
変わらない夢は立派だという価値観を与えるな!
まず一番に言いたいのは、そういう報道が小さい頃から夢が変わっていないというのが、立派だという価値観を知らず知らずに子供達に与えているという事。
夢が変わるというのはよくないという考え方を与えてしまうわけです。
確かに小さい頃からの夢を叶える人というのは、ごく一部だとは思います。
しかし夢がずっと変わらずにいたということが「すごい!立派だ!」と周りの大人が讃えるのは、いかがなものでしょうか。
子供が別の追いかけた夢がみつかったときにも、それはいけないことなんじゃないかという感じ方をしかねないんですね。
それに夢が変わらないのが立派だという理屈でいくと、小さい頃にありがちな「宇宙刑事になる」みたいなファンタジーな夢を、大人になっても抱いていないといけないという話になります。
もちろん、特撮系の俳優になってそういう夢を叶える人もいますが、ほとんどの人は、そういうファンタジーな夢を叶えようと本気で努力したりはしませんよね。
どうやってなるのかわからんし笑
他にも、卒業文集を書いた当時にはなかった職業についている方も小さい頃からの夢を叶えたわけではないです。
プロゲーマーなんて昔はなかったですよ。ネット関係の仕事もありませんでした。
でもそういう仕事している人が立派じゃないのかというと、もちろんそんなことはないわけです。
夢はコロコロ変わっていい
夢というのは、コロコロ変わっていいですし、普通変わります。
僕の小さい頃の夢は大工さんでした。
確か、うちの改築か何かで大工さんが来てかっこいいと思ったのがスタートだったような気がします。
でも今はお坊さんと大道芸人をやっています。
ジャグリングかっこいいな!と思って始めたのは中2の時にテレビをみてからですが、その時は仕事にするなんて思ってもなかったですが、今は楽しく仕事をしています。
僕は小さい頃の夢は叶ってませんが、それを残念だったとも思ってませんし、夢を変えたという事も悪い事だとも感じていません。
ほかにやりたい事がみつかったのなら、やればいいんです。悩む必要なし!
まとめ
というわけで小さい頃の夢を叶えるのが立派という報道は、子供の考え方を縛るのではないかという話でした。
これからも新しい職業がたくさん出てくる時代になりそうです。
自分の子供が夢をコロコロ変えても、一貫性がない!みたいな叱り方はしないようにしたいですね。
保育所の卒業文集が出てきたので、このような話を書いてみました。
この頃は字が上手だったんだな笑