どうも、お坊さん大道芸人のとっしゃん(@tossyan753)です。
2020年から新しい仕事を始めました。
レフコというスポーツジムの中で始まった「ブレインキッズ体操教室」の先生です。
以前から「子供に何かを教えるという仕事をしてみたいな〜」と思っていたので、夢が叶いました。
今回は、ブレインキッズの事や、僕の指導の考え方などもお伝えできればと思います。
ブレインキッズは子供向けの体操教室
ブレインキッズ体操教室は、3歳から小3までを対象にした子供向けの体操教室です。
コンセプトは「目を通じて脳を鍛えることで体を育てる」です。
そのため、1コマ50分〜60分の中で、走ったり、跳んだり、座ってプリントをしたり、ブロックでオブジェを作ってみたり、本当に色んな事をやります!
側転や鉄棒の様な器械体操の技を教えるという事をメインに据えた教室ではなく、身体の動かし方の基礎を伸ばす教室なので、先生もかなり頭を使って忙しいです笑
ビジョントレーニングを取り入れる
コンセプトが目を通じて脳を鍛えるという事なので、ブレインキッズでは目の力を育てるビジョントレーニングというものを取り入れています。
脳への情報の80%は眼から入ってくると言われていますので、眼を鍛えると思考力や運動能力の向上が見込めるんですね。
眼の機能というと、遠くのものを見る視力だけが注目されがちですが、周辺視野や、追従眼球運動(ものを追う目の動き)、衝動性眼球運動(視線をパパっと切り替える目の動き)など色んな目の力があるんです。
例えば、教室ではナンバータッチなんかもやっていますよ。
これは僕が作ったやつですが、良かったら探してみてください。
こういう教材で目を育てていくと、色んな情報の中から自分の見るべきものを素早く抜き出す技術が身に付いていきます。
目が育つと、例えば勉強で本を読むときに同じ行を追ったりせず集中して読めるようになったり、スポーツなら周辺視野から素早く仲間を見つける様な技術につながっていきます。
他にも「間違い探し」や、「瞬間視」などの教材もありますよ。
そして、目の力が育つ事で運動も得意になっていきます。
目が使えていない例
目が使えていない一つの例として、お手玉が取れない子がいます。
自分で投げたお手玉が取れない、飛んでくるボールがキャッチできない。
僕の周りの子どもを見ても、こういう子はとても多いです。
なんか「どんくさい」と見られがちですよね。
僕もこの教室で働くまでは、眼の機能についてあまり意識していなかったのですが、今では球技が苦手な子は眼と脳と身体が上手に連動していない事が原因のほとんどだと分かりました。
それではボールが取れない原因とは何か、以下のものが考えられます。
- ボールが目で追えていない(見る力がない)
- 見えてもどこに落ちてくるのかが分からない(脳が処理できていない)
- 落ちてくるタイミングで手を出せない(脳と身体が連動していない)
このどれかの原因が当てはまる事で、投げたお手玉が取れなくなっているんですね。
でも、これは子どもがどんくさいわけではなく、段階を追って練習すれば取れるようになります。
まずは、大人が胸の取りやすい位置にやさしくボールを投げてあげるのが有効です。
子供はお手玉を全力で投げて見失う事が多いので、まずは親がしっかりと飛んでくるボールを見せてあげましょう。
手を出すタイミングが分かってくるとキャッチできるようになっていき、ボール勘が育っていきますよ。
表現力やリズムも身につける
他にも、表現力や創造力もブレインキッズでは伸ばしていきます。
ダンスをしたり、動物になりきったり、友達とボーネルンドの大きなブロックで家やお店を作ったり…。
今までも何回かブロックで家やお店を作りましたが、展望台がある家が出来たり、宝石がいっぱいのお店などかわいいお家がたくさん出来ていました。
子供の発想力は本当に豊かで見ていて楽しいですね〜。
一番大事なのは子どもたちが楽しむこと
色々と書きましたが、一番大事なのは子どもたちが楽しく教室ができる事だと思っています。
僕は小さい頃、子供会のソフトボールの試合にルールが分からないまま試合に出さされ、監督に怒鳴られました。
この経験がトラウマで、未だに野球が苦手です。
こういった怒鳴る指導、論理的ではない指導はしたくないし、特に幼少期は色んな楽しい遊びに触れてもらいたいと考えています。
ちょっとずつジャグリングっぽい動きも取り入れたりもしたいですね。
まだ始まったばかりの教室ですが、興味のある方は是非体験に来ていただければ嬉しいです!