どうも!お坊さん大道芸人のとっしゃん(@tossyan753)です。
今回は「つかみ」、落語でいうところの「まくら」について語ります。
「終わり良ければ全て良し」ということわざがあります。
意味としては、物事は最後の結果が大切で、初めのきっかけや途中の経過は問題ではないというものです。
でも現代だと最初の段階で興味を持ってくれなかったら、だれも見てくれません。
つまりつかみで失敗したら終わりなんですよね。
逆につかみが上手ければ大体最後まで失敗するということはあまりない気がします。
つかみは大事!
というわけでそんなつかみについて考察してみました。
つかみとは文字通り人のこころを掴むこと
私たちは興味をもっているものに対しては見たり、聞いたり、調べたりといった自発的な行動をします。
しかし逆に興味がないものに関してはまずそういう事をしません。だって興味がないですからね。
なので何かを人に見てもらったり、聞いてもらったりするためには興味をもってもらうという事が重要なのです。
この興味をもってもらうための戦略的行動が「つかみ」になります。
大道芸でも、つかみが上手な人は大きな人だかりができるし、初対面のお客さんにもすごく愛されます。
逆につかみで失敗すると、なかなかショーが盛り上がらなかったり、変な空気のまま終わってしまう事もあります。
ブログのつかみはタイトルです
ブログというのは読んでもらうために書いています。
僕のこのブログもたくさんの人に読んでもらいたいし、出来ることならシェアしてもらいたいです(直球の要望)。
月に何百万と読まれているブログを運営していると、それだけで生活が成り立つそうです。
ブログの記事が読まれるためにも、つかみって大切なんですよね。
ではそのブログのつかみの部分は何なのかというと、記事のタイトルがつかみなんです。
この記事のタイトルですが、
「終わり良ければ全て良し?いやいや「つかみ」の方が大事でしょ!!
というタイトルをつけました。
しかしこのタイトルに至るまでには複数の案があって、
- 「つかみ」は文字通り人の心を掴むこと
- 「つかみ」、「まくら」は研究するほどおもしろい!
- 良いパフォーマンスは「つかみ」がうまい!つかみがうまいとおもしろい!
みたいなのがありました。
でも、最終的に今ついているタイトルが一番興味を持たれるのではないか?という判断をしました。
どうですか?どんな事が書いてあるんだろうと思いませんでしたか?
ここまで読んでくれたという事は多少なりとも皆さんの心をつかむ事が出来たのです。
良かったらシェアもしてね!
大道芸でのつかみ
大道芸でもやっぱりつかみは大切です。
道端でやる大道芸だと、最初に何人か集まらないとショーがスタートしないので、何かが始まる空気感を出すところからスタートします。
音響機材をセットして、大きな音を出したり、マイクチェックをしながらアナウンスを入れてみたり。
僕はあまり服装にはこだわっていませんが、目立つ衣装を着るというのも何かが始まる感がありますよね。
こういう何かが始まる感が「つかみ」だと思っています。興味を持ってもらうんです。
遠巻きに見ている人を呼んで近くに来てもらったり、親しみを持ってもらうために世間話なんかをしたり。
そんな感じで色々と工夫をしてつかみを頑張っています。
面白い大道芸人って興味を持ってもらうだけでなく、親しみをプラスできるというか、愛されるつかみが出来るんですよね。
そういう人のショーはめちゃくちゃ面白いです。
つかみは世の中に溢れている
資本主義の世の中、物を売りたい、人に興味を持ってもらうために工夫されたたくさんのつかみがあります。
チラシ、本のタイトル、ポスター、お店の看板、街宣車のアナウンス、テレビCM、かっこいい動画などなど。
色々なものが興味を持ってもらう、人の心をつかむために工夫されたものばかりです。
自分がなぜその商品に興味を持ったのか、なぜこの動画をみたのか。
この芸人さんはなぜ面白いのか、なぜ自分は興味をもったのか。
そういう事を分析すると、また新たなつかみのテクニックが身につくかもしれません。
まとめ
今回は最近ずっと考えているつかみについての考察を記事にしました。
大道芸って本当につかみが難しいんですが、何かいい方法はないかと日々考えているんですよね。
ブログもタイトルが大事(ヨスさんのブログです。タイトルについて詳しく書かれている記事で必見です!)とよく言われますが、やはり目に入って興味をもたれるタイトルというのはつかみがうまいと言えますよね。
そして狙ってつかみが出来る人というのは、最後まで失敗したりする事がほぼないです。
なので「終わり良ければ全て良し」というのは、あまり当てはまらないですね。
良い終わりを迎えるためには、良いスタート、つまり良いつかみをするという事が大事です。