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今月のEテレ「100分 de 名著」は『歎異抄』が題材ですよ!

どうも、お坊さん大道芸人のとっしゃん(@tossyan753)です。

今回はお坊さんとして是非見て欲しいテレビ番組の紹介です。

それがNHKの良番組「100分 de 名著」です。

今月は『歎異抄』ですよ!解説は釈徹宗(しゃくてっしゅう)先生です。

これは録画や!!

「100分 de 名著」とは

NHKEテレで数々の名著を紹介する番組です。

一冊の本を25分ずつ4つのテーマで放送されています。

25分×4回で100分なので、「100分 de 名著」なんですね!

この番組は色々なジャンルの本を取り扱うのですが、仏教関係の本も結構多いんですよね。

過去の放送では、『般若心経』、『ブッダ 真理のことば』、『ブッダ 最期のことば』なんかがあるんですよ。

そして今月は浄土真宗に関わりが深い『歎異抄』が選ばれたのです!

 

『歎異抄』とは

『歎異抄』とは、親鸞聖人のお弟子さんである唯円(ゆいえん)という方が書かれたとされる書物です。

親鸞聖人が亡くなった後、念仏の教えが間違った形で民衆の間に伝わるようになりました。

その本当の教えと異なっている事を歎き、本当の教えを知ってほしいと書かれた書物が『歎異抄』なんです。

 

悪人正機が書かれてあるのも『歎異抄』

悪人正機って言葉をご存知でしょうか。その言葉が書かれてあるのも『歎異抄』なんですよ。

『歎異抄』の中でも特に有名な言葉です。

「善人なほもつて往生をとぐ。いはんや悪人をや」(善人だって往生できるのだから、悪人は言うまでもない)

これが悪人正機(悪人こそが阿弥陀仏のすくいの目当て(正機)である)の言葉なんです。

 

これは現代でも誤解されがちな言葉ですね。

悪いやつほど救いに近いのなら、どんどん悪いことしてやるぜ!ってなりそうなものです。

でも、そういう事ではないんですよね。

このあたりの本当の意味も番組では扱っていますよ!

 

解説は釈徹宗さん

解説は、宗教学者であり、お寺の住職でもある釈徹宗さんです。この方はたくさん本も出されていて、浄土真宗に限らず、宗教全般に造詣が深い方です。

本もたくさん出版されておりますので、気になった本を読んでみてください。

僕からのオススメは以下の2冊です。

 

仏教ではこう考える

京都新聞の紙上問答というコーナーを書籍化した本です。「世の中は無なのですか?」とか「なんで髪の毛があるお坊さんがいるんですか?」みたいな質問に釈徹宗さんが答えてくれています。

読み物としてもおもしろく、仏教的な考え方が身につきますよ!

おてらくご

「100分 de 名著」の釈徹宗さんの背景に写っていた本ですね笑

落語の期限はお坊さんの説法にあるんだそうです。落語の話にはお坊さんや、仏教用語なんかもたくさん出てきます。

そんな落語の本当の面白さを理解するためには、仏教の事を理解していないと分からないという事から書かれたのがこの本です。

まとめ

今回は浄土真宗のお坊さんとして是非PRしておかないといけない書物を扱っていたので、「100分 de 名著」について紹介しました。

もう2回放送されていますが、各回でテーマが違いますので、どこから見ても大丈夫です。

放送時間は以下のとおりです。

毎週月曜日/午後10:25~10:50

<再放送>水曜日/午前5:30~5:55、午後0:00~0:25(Eテレ)

是非見てください!

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