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ケーキの切り分け問題から平等を考える。本当の平等って何だろう?

どうも、お坊さん大道芸人のとっしゃん(@tossyan753)です。

「ひとつのケーキを2人で平等に半分に分けるにはどうしたら良いか?」というケーキの切り分け問題をご存知でしょうか?

答えは1人が半分だと思うところで切って、もう1人が先に選ぶです。

こうする事で、切った方はピッタリ半分だと思うところで切るし、どっちを食べるかの選択権は相手にあるので、お互いに文句が出ないというスマートな解決法です。

しかしこれは本当に良い分け方なのでしょうか?

ケーキの分け方はいっぱいある

そもそも半分と聞くと、量をぴったり分けるというイメージにいきがちです。

このケーキの分け方は論理的には正しいですが、感情面が置き去りになっているんですね。

僕も小さい頃、実際にこの場面に直面した事があるんですよ。

 

スマートな解決法で泣いた話

僕が小さい頃、親父監修のもとで兄貴と2人でケーキを分ける事になりました。

カット役は僕。

その頃はケーキの切り分け理論を知らず、明らかに大小のある切り方をしてしまいました。

親父「これでちゃんと半分か?」

僕「うん、半分!(大きい方は僕のもんや)」

親父「そうか、じゃあお兄ちゃんの方から好きなケーキ選べ」

僕「え?何それ…」

親父「お前が半分やと思うところで切ったんやから、どっちとってもいいやろ?」

僕「うん…(ハメられたっ…先に言わんかい!)」

という事があったのを未だに覚えています。(遠い目)

悔しくてめっちゃ泣きましたね〜。

先に兄貴が取るって聞いてたらちゃんと半分に切ったのに!

こんな風に、論理的に正しくても泣いちゃう子供もいるわけです。

でも、もっと良い分け方があるんです!

 

相手を思いやって分ける

では、ほかにどんな分け方があるのか。

一番良いのは、相手の事を思いやって分けるという方法です。

量で半分ではなく、相手が喜ぶように分けてあげるという事ですね。

「兄ちゃんはちょっと食べたら満足だから、残りは全部食べな」

「ありがとう、でもそれじゃあ僕が多すぎるからイチゴは兄ちゃん食べなよ」

という感じでしょうか。

ナイフできっちり半分にしなくても、お互いがお互いを思いやってケーキを食べる。

これも立派な半分で、とても優しい世界ですね。

親になるとこういう優しさをもった子に育ってほしいとも思います。

こんな風に相手の事を思いやる心を仏教では慈悲(じひ)と言います。

 

ボードゲームで慈悲の心を学ぶ

大人になるとケーキで喧嘩になる事もほとんどありません。

ですが、もうちょいややこしい場面でも慈悲の心が発揮できる事が重要です。

それがケーキを分けるボードゲーム『もっとホイップを』で試されるんですよね。

↑ケーキの切り分け問題をテーマにしたゲームです。

色んな種類が集まってホールになっているケーキを1人が人数分に分けるのですが、切り分けた人がケーキを取るのは一番最後です。

場面毎にみんなが欲しいケーキが微妙に違ってきていて、自分だけが得をしようとすると上手く切り分ける事が出来ないんですよね。

しかし、そうではなくてみんながそれなりに得をするように考えて切り分けると、上手くケーキを分ける事が出来るようになります。

自分の事ばかり考えていると上手く分けられず、相手の事情も考えると上手く分けられるようになる、まさに慈悲の心が学べるゲームなんですよ。

 

まとめ:思いやりの心を忘れずに

ケーキだけに限らず、自分だけが得をするように振る舞ったりするのは大局的にみると損をしている事が現実世界でも多いですよね。

本当に豊かな人生というのは、相手を思いやって、相手の喜びが自分の喜びになる生き方ではないでしょうか。

それに、結局そういう人が一番得をする気がします。

実践していくのは難しいですが、心がけは忘れないようにしたいものですね。

そんな慈悲の心を学べる『もっとホイップを』。

20分ぐらいで遊べて学びの多いゲームですので、ぜひやってみてください。

デザインも素晴らしいですよ!

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