どうも、お坊さん大道芸人のとっしゃん(@tossyan753)です。
生まれてから32年、身近なものがどんどん進化しています。
スマホが登場してからは特に進化が加速して、ほとんどの事がスマホで出来るようになってきてますし、最近は仮想通貨なんかも盛り上がっていますね。
進化が早すぎて、法律などのルールの方が追いついていない状況です。
こういった技術を上手に使えば、人生をより便利に豊かにできるのですが、日本で新しいものは必ず「前例がない」という壁にぶつかります。
日本の至る所で見られますが、お坊さん業界も顕著です。
事務作業などはパソコンでやる事も増えていますが、お勤め関係はちっともITの恩恵に預かっていません。
個人的にはもっと電子化が進んで、iPad1台でお参りに行きたいんですけどね〜。
iPadを使ったお参りは絶対便利
僕はiPad1台でお参りにいける環境を作りたいのです。
普段のお勤めもiPadで行けると嬉しいんですよね。
なんせ、仏教関係の本は分厚いものが多いです。
あと折り本なので風に弱かったりしますね。(へんもブログより)
iPadならかさばらず、1台に法事で読むものが全部入って、扇風機でめくれたりもしないし、部屋が多少暗くてもバックライトがついてるから快適に文字が見えます。
絶対便利なんですが、ここにたった1つ、問題があるんです。
お坊さんがそういうのは「なんかダメそう」
問題というのは、お坊さんがiPadを使って勤行するなんて「なんかダメでしょ」というよく分からないブレーキです。
自分でも「やっぱりダメかなぁ」とちょっとだけ思っていますし、一般の方でもあまり良い印象をもたない方もいらっしゃるでしょう。
特にお葬式の場でお坊さんがiPadでお勤めをしてたら、遺族の中には不快に感じる方もいそうです。
この不快に感じそうとか、良く思われなさそうっていう配慮が「なんかダメそう」に拍車をかけます。
そうして特に理由もないまま、今も従来通りお経本をもってお参りに行き、なかなか変化する事ができないんですね。
でも、iPadでお勤めするってなぜダメなんでしょうか?
「なんかダメ」に理由はない
お経をiPadで読むことに何の問題があるのでしょうか。
別に文言が変わるわけでもないので、勤行の内容は一緒です。
お経本は紙でなければいけないという理由はないし、iPadが雰囲気に合わないなら和風のケースでもつけておけば良いでしょう。
どれだけ考えても、iPadがダメな理由って特にないと思うんですよ。
今回のような事以外でも、身の回りにありますよね?
こういった「なんかダメ」問題って実は明確な理由がない場合がほとんどなんです。
ひとつだけ挙げるとしたら、前例がないという事が問題なんでしょうね。
「なんかダメ」は進化を止める
社会はどんどん新しいものが出てきて、刻々と変化しています。
そのときになにか新しいことを始めようと思っても、所属する団体によっては、「前例がない」とか、「なんとなくダメ」とか、そういった訳のわからない理由でブレーキをかけてくる人が多くいます。
でも、便利なものは多くの人が使うので、グダグダやっているうちにどんどん世間から置いていかれるんですよね。
なので、ほんと気付いたときだけでもやめた方がいい。
お坊さん業界もIT化がとても遅い分野です。
関わっている年齢層が幅広いという事もあるのでしょうが、未だに紙の資料ばかりですし、会議は実際に集まってやっています。
サイボウズとかチャットワークなんて知ってる人がほとんどいない状況です。
勉強会の資料なんかは「本山クラウド」みたいなのを作ってそこからダウンロードしてね!って感じにしてくれると紙が減って助かるんですけどね笑
もっと新しい事も試していかないと。
みんながタブレットとかを使わないから、iPadでお勤めをするのが変に見えるんですよ。
別に変な話じゃないし、荷物も減っていいと思うんですけどね。
まとめ
iPadでお参りに行き、電子マネーや仮想通貨でお布施をいただく。
もうそういう事が実現できる時代なのに、なぜか変化することなく今まで通りのやり方でお参りをしています。
もちろん今まで通りのやり方を否定するわけではないですし、良さがある事も分かるんですけどね。
せっかくiPad買ったし、プライベートだけじゃなく仕事でももっと活用したいんですよね。
ほんと全部iPadに収めて、お参りに行きたい…。