どうも、お坊さん大道芸人のとっしゃん(@tossyan753)です。
瀬戸内サーカスファクトリーの年に1度の創作サーカスフェスティバルである瀬戸ラ・ピスト「こんぴらだんだん」が無事に終了いたしました。
僕はメイン公演には出演していないのですが、有志で創作する実験劇場に出させてもらいました。
今回はその実験劇場の感想を中心に書いていきます。
創作の過程
今回の実験劇場は足長のSTILT WALKERさんと一緒に作りました。
以前から2人で組んで何かしようとは言っていたのですが、お互い予定が合わず実質的な創作期間はたったの3日!
なんか僕の作るものは前日に出来たりする事が多いのですが、今回もなかなかタイトスケジュールでしたね笑
まずは会場の下見に行って、どういう事が出来そうかを話し合いました。
絵が浮かぶ
場所を見ながら考えていると、ふとした絵が浮かんできました。
善照寺ブラザーズで作るときは音楽が決まっている事が多いので、それに合わせて動きを付けていく感じですが、今回は一コマが浮かんできました。
それをササッとiPadに絵に描いて共有。
iPadほんと便利だわ…。
今回は足長との共演という事で、上からじょうろで水を浴びるというのをやりたいなと思いました。
絵を軸に色々付け足していく
大体のコンセプトは決まったので、その後は浮かんだ絵の前後に色々と付け足していきました。
終わり方は最後まで悩みましたが、あまり考えずに楽しめる方向でいこうと決断。
終わり感のある演出でシメ。
もうちょっと良いオチが欲しい気もしましたけどね…。
約15分のショーでしたが、それなりの形になったのではないかなと思います。
始め方の難しさ
僕たちのショーは、一の橋公園という場所が会場で、チケット制ではなくお客さんを集めるところからスタートします。
大道芸はやっぱりこのお客さんを集めてショーを始めるまでの部分がすごく難しいんですよ。
ショーが始まったら、自分たちの考えた演技をやれば良いんですが、お客さんがゼロの状態からそれはできないですからね。
参拝道から少し離れていて直接見えるところでもないので、結構苦戦しちゃいました。
足長さんと組むので、もっと練り歩いたりしたら良かったのかな?
反省しきりですね。
まとめ:創作に正解はない!
今回の実験劇場を通じて感じたのは、創作は自分の色を出す…というより、自分の色が出ちゃう事ですね。
僕はやっぱりアーティストというくくりには入らないタイプの人間だとつくづく感じました。
これまで参加させてもらったサーカスを通じて、創作サーカスに対しての憧れと共に、アーティストと呼ばれる方になにか劣等感のようなものを抱いていたのですが、今回のイベントでその感情をうまく肯定する事ができた気がします。
どうしても僕が作るものはアートっぽくならないのですが、それはそれで良いかなと。
アートより、ウケるものがしたいんですよ!笑
面白いと言ってくださる人も多かったですしね。
創作に正解はなく、ほんとみんな違ってみんな良いの世界だと思いました。
また今後も誰かと何かを作る活動をしていきたいですね。
近所の方で何かしたい方、声かけてください笑