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「本業とか副業とかではなく生き方だろ!」その通りです、厚切りジェイソンさん

どうも、とっしゃん(@tossyan753)です。

今回は本業と副業について思うことを記事にしました。

 

厚切りジェイソンの名言

先日のNHKEテレでやっていた「SWITCHインタビュー 達人達(たち)」の厚切りジェイソンさんと、金田一秀穂さんの対談を見ました。

その中で印象的だった場面があります。

厚切りジェイソンさんは、お笑い芸人とIT企業の役員という二足のワラジで生きています。

その2つのどっちが本業なの?という質問に対して、

「それが日本人のおかしいところ。どっちが本業とかじゃなくて、どっちも大切。本業とか副業じゃなく生き方だろ!」

というような事を答えていました。

これ、感覚としてすごくよく分かります。

というのも、僕もよく同じ質問をされるわけです。

「お坊さんと大道芸人、どっちが本業なの?」と。

お寺はもちろん大事です。お坊さんの仕事も、仏教を学ぶ事はとても大切に思っていますし、お寺はこれからどんどんおもしろくなる分野だと思っています。

そういう意味では、お寺が本業なのですが、かといって大道芸の方はテキトーなのかというと、そうでもないんです。

最近はブログも始めちゃってますが、これも副業といえば副業です。まぁこのブログはまだまだ赤字ですけどね笑

なんか自分の中ではあんまり本業とか副業とかって感じで分かれてないんですよね。

すべてつながっています。それぞれの経験が活きてるんですよ。

 

お坊さんの仕事に役立っている大道芸の経験

お坊さんの仕事って何かという定義は色々あると思うのですが、ここでは法事なんかの日々のお参りや、法話なんかの業務とさせていただきます。

そういう仕事の中に、大道芸で学んできた経験がすごく生きています。

人前で過度に緊張しなくなった

まず、人前でもあまり緊張しなくなりました。

あと法話や講演のときに、話のマクラでジャグリングや大道芸をやっているというのは使いやすいですね。あまり人がやっていない仕事なので、詳しい説明はいるんですが色々な雑談のネタになります。

 

機材のセッティングができる

意外と使う機会が多いスキルが、音響のセッティングです。

僕は自前の音響セットがあります。自分の音響を運んでいるので、プロほどではないですが、ある程度の知識があります。

お寺で法要をする時に、色々とセッティングできたりするのも大道芸から学んだ事と言っていいでしょう。

本当に大道芸の活動って色々と活きてるんですよね。

 

大道芸の仕事に役立っているお坊さんの経験

今度は大道芸の仕事にお坊さんという仕事はどう役に立っているのかを見ていきましょう。

お坊さんジャグラーはオンリーワンな存在

まず言えるのが、大道芸できるお坊さんがいないという事。これは独自性があるという事です。

大道芸をやるお坊さん
↑大道芸をやっている僕

ショーのときの掴みとか、終わったあとにお客さんと話したりとか、色んなところで「本当にお坊さんなんですか?」と聞かれます。

昔はあまり言わずにショーをしていたんですが、最近は最初に言うようにしています。やっぱりお客さんの反応が違うような気がします。

 

お寺の余興で呼ばれても変なことをしない

最近はお寺の行事で呼ばれる事も多いのですが、お寺でイベントをするときの主催者側の希望として「たくさん人が来て欲しい、そして仏教の教えに触れてほしい」というものがあるのです。

これは僕もそういう思いで日々活動してますのでよくわかります。

そういうときに僕たちはお寺で、教義から外れた事をしないんですよね。

例えばよく分かってない人だと、
「こちらのお寺の神様にお願いして、ご利益をいただきましょう、パンパンと」

こういうのありがちです。こうなると少し微妙な感じになっちゃいます。

その点だと、お寺での作法や教えなどが分かっている人だと心配ないですから、呼ぶ方も呼びやすいわけです。

このあたりが大道芸で活きているお坊さんの経験でしょうか。

 

本業と副業は活かしあっている

お坊さんの経験も大道芸人の経験も、どちらの仕事の中で日々活きています。

もっと言うと、本業とか副業ではなく、人生の経験全てが日々の生活の中で活かされています。

このブログを初めてから、ネット関係ですがお寺の仕事として郡家興正寺別院のホームページを作りました。これもブログの経験がお寺の仕事に活きたパターンです。このページも徐々に充実させていく予定です。

 

まとめ

今回は本業と副業について厚切りジェイソンさんがテレビで言っていた言葉をきっかけに今思っていることを書きました。「本業、副業」という言葉は、もうこれからの時代あまり意味のない考え方なのかもしれませんね。